2013年12月13日金曜日

俺がプログラミングを始めた理由

このエントリでは誰も望んでいない俺の自分語りをしようと思う。
自分語りと呼ばれるものの多くは、「おれはな、すげぇーんだぞ。おれをみくびんなよ」とかそういう内容である。いわば酔っぱらいのオッサンである。

俺がプログラマーになろうと思ったのは23の時、那覇空港、炎天下の貨物ターミナルのDAFコンの中だった。背の低いコンテナの中で体を折り曲げて航空貨物の仕分けをしていた。死にそうになりながら。
高校卒業から22まで真のニートで、初めて得た職だった。
肉体的にかなりハードな仕事で、コンテナの中でこの仕事は何歳まで続けられるのか、20代は続けられそうだが、30はどうか、ビミョーだがぎりぎりいける、じゃあ40は、無理だ、と答えが出るまでに5分はかからなかった。早速次の職について考え始めた。
やっぱデスクワークがいいよなぁってのは思った。男ができるデスクワークってなんだ。
司法書士?行政書士?司法書士ってのは相当難しいらしいってのはなんとなく頭にあった。仮に資格をとったとしてその後開業できるのか、俺が。想像できなかったのでこの選択肢は消えた。
次に浮かんだのは、求人誌で目にしていた「プログラマー」という職種。
俺がその時プログラマーに抱いていたイメージはPCの前でひたすらカチャカチャやってるってだけのイメージ。これならいけると思った。その当時PCすら持っていなかったが、iモードでポチポチエロ画像を収集する能力を持っていた俺に死角はなかった。

それからは姉のノートPC*1を借りパクして、求人誌にあった Perl という単語を手がかりに書店で入門書を手に入れ、 CGI プログラミングを始めた。(これと同じ時期ぐらいに家にネット回線を通した。)
プログラミングはもちろんすんなりいくわけがなく、悪戦苦闘、Alt+Tabでエディタとブラウザをしょっちゅう切り替えてF5連打という風に猿のように学習していた。
ある程度 CGI というのが何かを解って次に思ったのは、当時数少ない友人と二人でハマっていた必殺バトルロワイヤルのようなゲームを作りたいという事だった*2。ゲームの構成についていろいろ考えて実装に取り掛かったけど、結局頓挫。当時の俺にとって Perl のオブジェクト指向、モジュールプログラミングが難しすぎた。

そうして、ある日、ジャスコの書店のプログラミング関係の書棚の前で本を漁って「プログラミングできる俺」アピールをしていた時に PHP という Perl みたいなプログラミング言語があることを知った。
PHP の入門書をパラパラめくってみると、 Perl で難しかった*3 HTTP セッションの導入や画像のアップロードなんかがさらっとできるみたいな事が書かれていた。 PHP の導入も XAMP ってのを入れりゃいいらしいという事がわかった。 PHP が俺に「PHPをやれ」とささやいていた。

それから PHP のポケットリファレンスと入門書を二冊ほど買った。
速効!図解プログラミングPHP + MySQL は忘れもしない。もう棄てちゃって手元にはないけれど。これで俺は PHP でのプログラミングを実践的に学ぶことができた。ちなみに、その時の俺はWebアプリのセキュリティについて全く考えていなかった。「動くじゃん、いいじゃん」である。
それから、 amazon のようなショッピングカートを作りたいと思い始めた。そのショッピングカートで、手元にあるMTGのカードを処分して一攫千金を考えていた。
ケツロンから言うとショッピングカートは実装できた。商品管理、画像登録、受注・購入確認メール、どれも一応動いた。で、カードを売ったが、そんなに儲からんかった。
このショッピングカートを使っててひらめいた。「これ、みんなで使えるんじゃねえか?」と。
そこからショッピングカートに改良を加えて、ユーザー登録をした人はネットショップを持てるようになった。このサービスはアクティブなユーザーが4,5人くらいで推移し1年半くらいで消滅した。

職業としてのプログラマーではなかったが俺は完全に天狗になっていた。「俺、隠れプログラマーですから」みたいな感じで。

地元向けのWebサービスを展開する会社が求人をかけていたので、応募した。自慢のショッピングカートを引っさげて。
面接では猛烈にアピールした。「ケータイからすべての機能にアクセスできるレンタルショッピングカートシステム」とかなんとか言ってたような気がする。それを開発部の部長が評価してくれて、職業としてのプログラマーになることができた。24歳だった。これには今でも感謝しているし、これからも忘れることはない。

ここまで書いて、自分語りは尽きないようだという事と特別すごいとこなんか無いという事がわかった。
着地点が見えないのでこのへんで終いにする。


*1 RAM 128MB、ハードディスク容量 20GB、Windows XPなやつ。
*2 このゲームが2013年12月現在、健在なのには驚いた
*3 「難しい」というのはもちろんドシロウトの俺にとっての話

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